こんにちは、管理人のこんろです!
この記事では、”赤チャート”を使い独学で数Ⅲを学んだ管理人が実体験をもとに、チャート式数学の活用方法と難易度について解説します。
結論として、大学受験向けのそこそこの難易度の参考書ですが、とても分かりやすいです!!チャートは問題ベースで解説が進んでいくので、実際に考えながら身に着けることができます。
数学好きの中学生にもおすすめです。高校受験をする中学生も、高校数学を学んでいて損をすることはないと思いますよ!
ちなみに、高校範囲の数学を中学生のうちから無料で学ぶ方法として、「東進の数学特待」もおすすめです。これについては以下の記事で詳しく説明しているのでぜひ!
”チャート式”とは??
数研出版が出版している参考書のシリーズです。今回は数学について解説していきますが、他に理科などの科目のものもあります。
チャート式解説とは、「学習内容の重点をおさえ、生徒自身が問題の急所がどこにあるのか、その解法をいかにして思いつくかをわかりやすく示す」ことに主眼があります。
『CHARTとは何?』|チャート式の数研出版
この言葉通り、指針や解説を読むと丁寧に思考のヒントが書かれています。全体を通して、公式→基礎レベルの問題→問題→指針(ヒント)→解説の構図がとられており、順を追って確認できます。
なんとなく、問題集のイメージがある人もいると思いますが、「参考書」を名乗っているだけあって、独学の入門者にもわかりやすいです。
チャートの特徴は難易度ごとに主に4種類出版されており、それぞれに”色”が割り当てられているところです。次の項目で詳しく説明します!
チャートの難易度と”色”
チャートは難しい順に「赤」「青」「黄」「白」があります。
先に言っておくと管理人は初心者にも「赤」「青」を勧めたいです!!
その理由を説明していくので最後まで読んでもらえると嬉しいです。
数学苦手な超初心者には”白チャ”
一番敷居が低い白チャート。
「一応共通テストで、数学がいるんです…。」という人向けです。
レベルとしては教科書の例題や章末問題といった印象。
ただ、正直、白チャートを使っている人に筆者は出会ったことがないです。
中学生で高校数学の教科書がない状態ならいいのかもしれませんが、教科書で代替できるのでは…?とは思いますね。
まあ、そもそも高校数学にチャレンジするような中学生は、この難易度だと満足できないかもね。
共通テストレベルへ”黄チャ”
難易度的にちょうどよいのが黄色チャート。
共通テストレベル及び、そのレベルの2次には対応できる参考書になります。
少しひねった問題もいくつか現れますが、解説が丁寧なので誰でも自力で理解にたどり着けると思います。
黄色チャートは、高校1年生の時にクラスメイトで使っている人がいました。
基本的な事をいったん見ておきたいという人にはいいのかもしれません。
うーん、でも正直中途半端かな…。
数学にそんなに力を入れないならいいかも。
定番・安定の”青チャ”
おそらく、一番有名(ソースは管理人の感覚)である青チャート。
難易度の高い問題が適度にちりばめられています。
ですが、基礎も丁寧に説明されているので、入門書としても使えます。(これは管理人の主観ではなく、実際に進学校では配布の問題集になっていたりするらしいです!)
解説は丁寧なのがいいけど、単調な問題じゃ飽きちゃうよねって人にはお勧めの一冊です。
このレベルなら買う価値あり!
特に中学生はこれかな?
でも、、赤チャを推したい笑
最難関大向け、孤高の”赤チャ”
最高難易度の赤チャート。
公式をわかれば解ける教科書の例題のような問題から、東大の過去問まで幅広い難易度が掲載されています。全体的に国立大学の過去問レベルのものが多いです。
印象が先行してしまい、なかなか敬遠されがちですが、実は初心者でも立ち向かえる参考書です…、多分。
管理人は一度も数Ⅲに触ったことがない状態から、赤チャートだけで独学で数Ⅲを習得できました。
とっっってもおすすめなのですが、語りすぎてしまうので次の項目で詳しく説明します笑
赤チャートの魅力!!
ここまで赤チャートを推す理由は何といっても
「最難関なのに、公式から例題まで載っているから!」
大学への数学シリーズ(中学生は最高水準特進とか…?)などを見たことがある人はわかると思いますが、公式や考え方を知らなければまず手を付けられません。
最難関は最難関たるべきだ、というような圧をひしひしと感じる…。
ですが、赤チャはそんなことはなく。
ほぼ全問に解き方の指針(ヒント)までついているんです。
段階を踏んでとけるので、解説を読んで理解するだけではなく、自分の頭で考えることができます。
ちなみに管理人はこの通りとても良い参考書だと思っているのですが、
「”青チャ”と同じ問題でも解説が短い。」
筑波大学附属高校 Sくん
「解説、飛びすぎ。」
「えっ……そもそも……チャートって面白い……?」
(当時16才)
という意見もあることは併記しておきます…笑
解説が飛びすぎ問題については、一概に否定できませんが…。
でも実は、それが良かったりもするんです。
これについては、次の活用法の項目で説明しますね。
青・赤チャートを入門書として使う方法
①公式部分を読む
まずは、公式部分を読みます。
証明やコラムは長くて、2回読むのは面倒だから、考えの筋道がわかる部分に下線やメモをして…。
証明が不足しているところもあるから、なぜだろうと思ったらネットなどで調べてみよう。
②「例」を解く
次に例の問題を解いていきます。
完全に解けなくてもいいから、わからないところは必ず2回触ること!
③「例題」を解く
次は例題(実質チャートのメイン)を解く。
わからなかったらすぐに指針をみてOK!それから考えよう。
正直今覚えたばかりの公式が使えるわけないもん。
④解説を写しながら理解する
例題の解説を写します。
何も頭に浮かんでこなくなったり面倒になったりしたらすぐに、です!
理解することに重点を置いて。写すのは要点だけでも◎
でも…解説が飛びすぎていてわからない……。
実は、それがポイント!
解説を写すときにやりがちなわかったふりを避けられるよ。
あれっと思ったら、よく考えてみよう。
大抵、解説や公式のどこかにヒントがあるはず。
前出のサイトなどを参考にして、公式の背景を洗い出してみて!
⑤最初、章末問題や問題はとばす
例題の下にある関連問題や章末問題は一旦飛ばしてOK!
とりあえず全範囲やってみてから、復習代わりに使うと良い。
1周解いただけじゃ、終わるころに最初のことは忘れているから、2周くらいし終わってから。
旧版と新課程版の違い
2023年頃に新課程移行に合わせて一新されたチャート式。
新版のほうが、基礎問題がまとまっていて、入門者に優しくなった印象です。
基礎はどうでもいいぜって言う人は旧版のほうが難易度の高い問題の分量が少しだけ多いのでいいのかも…。(ちなみに管理人は数Ⅲは旧版、ⅠA・ⅡBは新課程版)
ただ、問題集としてだけなら、他にも色々選択肢がありますからね…。
新課程版を買っておくのが無難かなと思います。
まとめ
チャート式の魅力は伝わったでしょうか。
書店で開くと、文字が多いな…という印象を受けるかもしれませんが、とても使いやすい良い参考書です。
もっと詳しいことが聞きたい!という人はぜひぜひ、コメントください。
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